カロリー表記の落とし穴
2017-02-15
今回はカロリー表記のからくりについてのお話です。カロリーを全く気にされない方もいるかもしれませんが、気にされる方が多いのではないかと思います。今回は飲み物の表示についてご紹介します。
「カロリーゼロ」・「ノンカロリー」・「カロリーオフ」という表示をよく目にすると思いますが、具体的にどのような意味かご存知でしょうか?これらの表記は食品表示法により規定があります。「カロリーオフ」は「100ml当たり40kcal以下」と定められています。「カロリーゼロ」と「ノンカロリー」はいずれも「100ml当たり5kcal未満」となっています。そうなんです、ゼロとかノンとか言ってもゼロとは限らないんです。カロリーゼロだからといって気にせず飲んでいいというわけではないんですね。
通常のコカコーラは表示上は100ml当たり45kcalとなっています。コカコーラゼロは100ml当たり0kcalの表記です。500mlのペットボトルに換算するとコカコーラが225kcal/本で、コカコーラゼロは0kcal/本ということになります。ちなみに225kcalを角砂糖に換算すると約14個分だそうです。ちょっと怖くなりますね… しかし私はコカコーラゼロをお勧めしているわけではありません。カロリーを抑えるために一般的に人工甘味料を使用しますが、これまた糖尿病発生リスクが高まるという報告も出ています。いずれにせよ飲みすぎには注意が必要そうですね。
表示について改めて考えると、なんとなく騙されたような気になってしまいますが、日本国内では上記のルールで表示されています。更に飲料によって表記は総量に対してだったり、100ml当たりだったりと様々です。一見しただけでは比較しにくいことも多いので、今後カロリーを見る際は同じ寮に換算してみるなど、少し気にしてみると新しい発見があるかもしれません。
