本日8/22より、さいたま市乳がん検診（視触診+マンモグラフィー）を受けていただいた方を対象に、通常の乳がん検診判定に加えて乳腺の濃度判定を実施します。これは大宮医師会の試みで、市内でも5施設のみで限定的な実施となります。

　マンモグラフィーの画像は人により見え方が異なります。形等の問題ではなく、乳腺の濃度により見易さが変わるというべきでしょうか。高濃度乳腺の方は全体的に画像が白っぽく映し出されます。そのため腫瘍や各種所見が見つけずらいという傾向があります。

　高濃度乳腺は、比較的若い方や出産経験がない方に多いとされており、その他個人差もあります。高濃度乳腺の方には、併せて乳腺超音波（エコー）検査を実施することをお勧めし、発見率を高めていこうという事業です。医師会としてもより精度を高めていくため、このような事業が始まりました。

　約2ヶ月間という限定的な事業ではありますが、そこで成果をあげることで今後より精度の高い検診を提供していく材料になると思います。双愛クリニックもその1施設としてお役に立てればと考えています。

　濃度判定が実施される期間に受診いただいても濃度判定自体は追加料金はありません。高濃度乳腺と判定された場合には、超音波検査をお勧めする場合がありますが、受けるかどうかは受診者様の判断となり、受診した場合も保険証が使えるので料金は1300円程です。ご自分の乳腺がどのようなタイプかわかるいい機会でもありますので是非ご受診をご検討ください。対象期間は8/22～10/31でさいたま市の乳がん検診を受けていただいた方が対象者となります。

　ご不明な部分がございましたらお気軽にご連絡ください。

ＴＥＬ　048-642-4130